起こってもいない未来に怯えるのはやめない?

ある相談者さんの話です。(※プライバシーに触れない程度のざっくりしたお話しです。)

その方は男性で、まだお若い方でした。

初めて就職して、仕事が始まる数週間前から「ちゃんとやっていけるのか不安なんです。」と

入社前から様々な不安を打ち明けてくれました。

「社員としてうまくやっていけるのか不安」

「人間関係がうまくいくのか不安」

「仕事がちゃんとできるのか不安」

誰しもが新しい環境に直面するときに感じるような不安を、彼も抱えていたのです。

でも、いくら不安を口にしても、なかなかその不安は拭えないもので、

実際はそんな不安を抱えたままで、えい!って飛び込んでいく勇気が必要なのかなと思うのです。

そんなお話もしました。

彼は、私の話を、きちんと受け止めてくれます。

それでも「うまくできるか不安でたまらないんです。」と言い続けるのです。

その怯えている未来が起こるかどうかは、まだわからないのだけど・・・。


それでも、彼はとにかく未来に怯えていました。

起きてもいないネガティヴな未来を想像して、

身動きがとれなくなってしまっている。

そんな状態でした。



子育てにおいても、そういうことってあると思います。

「子供はちゃんと成長するのでしょうか?」

「この子はちゃんとやっていけるのでしょうか?」

子供の未来に対して漠然とした不安を抱える気持ちと似ています。

まだそうなるって決まったわけでもないし、

誰にもわからない未来に怯えるのは

なんだかもったいなくありませんか?

不安を感じること自体が悪いわけではありません。

でも、その不安に、妄想に押しつぶされて、心の中がネガティブでいっぱいになるのは、なんか違うと思いませんか?


その不安が的中してからショックを受けるならまだしも。

現実にはどれひとつとして、起こっていないのです。

だからね、目の前の子供と自分自身を信じて。

自分の子育てに信念を持って、ただただ毎日を大切に過ごすことでしかないのです。

子育てにおいては、その覚悟が必要なのかなと思います。


まだ想像もできない未来。

でも、同じ時を過ごすのであれば、ワクワクして過ごしてもいいんじゃないですか?

たとえ未来に「失敗した」と思えることが起きても、

挫折したり傷ついたりしても、

それであなたやお子さんの人生の全てが終わるわけではありません。

「失敗を糧に」とよく言われますが、それこそが本当のところだと思うのです。れでしかないのだと思う。



さて、冒頭の若い男性の話に戻りますが、

「失敗なくして成長はない。失敗から学んで、人は成長していくものだから。起こってもいない未来に怯えないで。」

「あなたの抱いている不安は、どれひとつとして現実に起こっていないし、起こるとも限らないよ。」

私は、そんな風に声をかけ続けました。

彼は、定期的に私に不安な気持ちや現状を話してくれながら、

それでも毎日仕事に行き、

時折うまくいったことや失敗したことをシェアしながら、今も社会人を続けています^^

このように、強い不安を抱える背景には、さまざまな要因が隠れている場合があります。

その一つひとつをゆっくり、じっくり紐解いていかないと、根本的な解決には至らないかもしれませんが、

「起こってもいない未来に怯えない」という考え方を心に留めておくだけでも、だいぶ楽になるかもしれませんよ^^

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